index< 日誌 <z自意識< 23b-25処世術1「多数派」p7

6、生存の前提。


どういうことかというと、自分の中の自意識というのが、他人同士の間の上下の人間関係に求められているのである。本来、自分の中にあるはずのものが、自分の中にではなくて、それが他人の中に求められているのである。

これがつまり、親子の関係であり、上司と部下、元請けと下請けの関係、政府と民間の関係なのである。つまり、自分よりも「上の者」に求められるのである。

このようにして世の中が成り立っていて、そしてこれを信じることによって、何よりも自分自身の就学と就職が保障されるのである。世の中全体が、そのように出来ているのである。従って、これに逆らう者は生きて行けないように出来ている。経済的にも社会的にもそうである。

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2019-0113-0120-B