| index＜ 日誌 ＜z自意識＜ 23b-25処世術1「多数派」p7 |
| そして、これが唯一の正義だというのは、この集団の中で生きる誰もがみな、このような自意識の世界を生きているということなのである。だからまた、それに気づかず、知らず、理解することも出来ないのである。 というわけで自分の自意識というのが、これしかないのである。自意識というのが自分の中にではなくて、集団としての「自分たち」の中にしかない、ということなのである。そうやって自分を見つけるしかないように出来ているのである。 そしてこれが何よりも、すべてのことに優先されるのである。これが、この世界で生きる者にとっての原理なのである。従ってまた、個人としての人権もプライバシーも存在せず、理解されることもない。むしろ、それが理解されてはならない、そうした世界なのである。 |
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2019-0113-0120-B