index< 日誌 <z自意識< 23b-27処世術3「弱み」p10 |
このような他人依存の、自分の考えを持たない人間を、世間はだれも相手にしないのである。相手にしようがないのである。それは自分が望んでしてきたことの結果なのである。そしてまた、それは自分の心の中の問題なのであって、それは自分で責任を取るしかないものなのである。 しかし、もう一度自分を問い直そうという老人は、世の中にいないのである。。そんなムダで無意味なことは誰もしないのである。先が短いのである。家族も自分から離れていて、世間体もどうでもよいのである。残された人生をどのように食いつぶして行くか、それだけが関心事なのである。 たいてい、それだけで生きているのである。自分には、他に何も無いのである。だからまた、財布のヒモは決して離さない。これだけが自分とこの世の間の、残された最後の砦(とりで)なのである。このヒモを握っている限り、家族が自分から離れることがないと信じているのである。 |
index< 日誌 <z自意識< 23b-27処世術3「弱み」p10
2019-0113-0120-B