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2、使い捨て。


このような人間は、社会の最底辺の人間なのである。そうやって生きて行く以外に道が閉ざされている、そうした条件の下で生きている人間のことである。だからまた、会社の最末端の管理職にはピッタシの、もっとも望まれる人材なのである。

辞めることが出来る意志も能力もなく、そうやって現場の人間を際限なく押しつぶして行くという意味で、そうなのである。使い捨てという意味でそうなのである。考える人間は要らない。何も考えずに言われたことだけを死に物狂いでしてくれる人間が良いのである。

まただからこそ、そうして生きて行くしかなく、そうやって生きてきたし、これからもそうするしかなく、そうであり続けるのである。そうするしかないのである。他の生き方を知らず、出来ず、したこともない、そうした人間なのである。

戻る。                続く。

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2019-0113-0120-B