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だから、このような「自分たち」が信じる、自分たちの経験や記憶に反することは、どうしても許せないないのである。それは職業や法律以前の、彼自身の自意識なのであり、自分たちが生きている世界の文化なのである。それは自分たちにとって、何よりも大切なで、どんなことがあっても守らねばならないことなのである。 だから、それに反する者、逆らう者、蔑(ないがし)ろにする者を、どうしても容赦することが出来ないのである。そしてこれが警察官たる彼の、何よりも大切な良心なのである。ただこのために、命を賭けてまで戦おうとしているのである。 だからまた、社会的弱者が、自分の身分と立場を忘れて、それに反することをしようとすること自体が、どうしてもカンベン出来ないし、見過ごすことが出来ないのである。人間同士の間の上下の関係は、どんなことがあっても守らねばならない、自分たちの世界の秩序なのである。そして、それを守るためにこそ、ケイサツが存在するのである。 |
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2019-0113-0120-B