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これは、見知らぬ土地で道に迷った場合に似ている。実際、見知らぬ土地で、道すらもなく、かつて人間が居たのかどうかも分からない場合。何とか人間が居た痕跡を探そうとする。それだけがこの迷い道から抜け出る方法なのである。 人間が歩いたかも知れないような、道ならぬ道。誰かが住んでいたのかも知れない「朽木」の跡。火を起こしたような焦げた跡などがそうである。それにニオイや気配や風の方向などもそうである。 そして、それらから痕跡伝いに辿(たど)って行って、どこか出口への手がかりを探そうとする。人間が集まり住んでいそうなところを探そうとするのである。 |
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2019-0113-0120-B