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刺激に対する直接の感覚とは別の、それ自体で完結し自律しているのが情緒の世界なのである。時間的にも空間的にもそうである。外からの刺激に対する直接の感じ方が感覚だとすれば、それとは別の、それらが全体として身体の中で、そしてまた時間の経過の中で統合された全体が情緒と言える。 だから、直接的な肉体の物理的刺激を感覚の感じ方だとすれば、情緒の世界での感じ方というのは、何かいい知れぬ心理的、気分的、雰囲気的なものである。現実の物理的空間的な刺激とは別の、気分的で心理的なものなのである。あるいは、無意識の世界といったものなのである。 そしてこれが、私たち人間の意識や生き方、そして社会のシステムを強制しているように思えてくるのである。その傾向や方向性といったものを決定している、秩序やバランスのように思えてくるのである。 |
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2019-0121-0126