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19世紀末ごろ、列強の様々な学者がポリネシア、南アメリカ、オーストラリアなどの未開の地の原住民を調査して回ったが、やはり笑いと怒り、悲しみと喜びの表情はどこも似ていて、たとえば承諾と是認のサインとしての首をタテに振る「うなづく」ポーズは、たいていどこでも共通の表情であった。 これら原住民にとっては、外部との接触がほとんどなかったにも係わらずである。これは、だれかに教えられてそうなったのではなくて、もともとの自分たちの肉体の仕組みがそうだったのである。そうするしかなく、それだけが自分たちに出来る「と是認」のカタチだったのである。 心臓と呼吸のプロセスがそうであり、血流と筋肉と神経の経路がそうだったのである。そのようにしか成れず、それだけが自分たちにとっての是認の意志の表現方法となり得たのである。 |
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2019-0121-0126