index< 日誌 <ax背景 < 23b-37「定められた存在」p4 |
そうだとすれば、すでにある持って生まれた自分自身の、先天的な個性といったものが大きく影響することになる。そしてまた、これこそが自分にとっての生きて行くための条件になっているのである。 しかしまた、これが条件というものであるならば、まわりも相手もまた、自分に対してそのように見ているのであって、自分自身もそうした人間関係の中で、自分の立場や居場所といったものを見い出そうと努めるのである。このようにして自分が、集団内のバランスの一つとしての役割を得ることになる。 だとすれば、そうした意味でも、つまり、自分という個人的な都合だけでなく、社会的な要請からしても、自分というのが、自分の与えられた条件、特殊性や個性といったものに制約され、またそれによって生きて行く方向と傾向が定められる。 |
index< 日誌 <ax背景 < 23b-37「定められた存在」p4
2019-0214-0221