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3、カタチ。


自分自身の感じ方の限界が、外の世界との間に境界線を作り出していて、そしてこの境界線のカタチが、自己の精神のカタチとその領域を表しているのである。

様々な感じ方や考え方にも、当然、区別や分類の境界線があるのであって、また、それなしには、感じ方や考え方自体が成り立たないのである。従ってまた、だからこそコトバが必要だったのであり、必要なものとなったのである。

それは何らかの形式とカタチが必要だったのである。そして、言葉を通して他人にも分かるものとして伝わってゆくのである。もちろん、表情やポーズもそれを表現するのであるが、言葉はそれを抽象化したのである。言葉が、それを人間の肉体の生理から分離したのである。そして観念化したのである。

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2019-0126-0207