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嫌が上にも、また、自分の意志に反してさえも自分に迫って来る、もう一人の他人のような自分が見えてくるのである。現実とは別の、何か異質な世界を見ている。外の現実世界とは別の、自分自身の内的な自意識の世界を見ている。 個性的で個人的な非常に特殊な、限りなく自分自身の思い込みと気まぐれだけで構成された世界である。そうやって現実とは別の、自分にとっての、自分だけの観念の世界を作り上げているのである。そしてこの制約され、拘束された範囲の境界線こそが、自分にとっての精神のカタチなのである。 |
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2019-0126-0207