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4、いざない。


無意識の肉体の情緒といったものが、それだけで現実から分離して、一つの情緒の世界を作り上げているのである。しかしまた、これが他人同士の間での交流の条件を作り出している。他人もまたそうだったのである。

どこかで交わっていて、自分でも意識されることのない無意識の情緒の世界の中で、なにかが交わっていて、交流し、行きかい、感じ合い、そうして何かを共有しているのである。ひびき、つながり、拡がって行く。

しかし、このような感覚の、共有の条件になっているものは何か?
それが正しく、自分自身の中にある、肉体の生理と神経の反射作用なのである。このような自分自身の中にある特性といったものが、自分の感覚をして、そうした方向へと誘うのである。種としての同一性がそれを導いているのである

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2019-0126-0207