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それは、肉体の営みと行為のパターン、そしてそれを強制する自分自身の身体内部の生理と神経の作用から導かれたものなのである。 そしてこうしたことが、目には見えにくいけれども、自分自身の身体内部の情緒的な感覚として、息苦しさや、いらだちや、めまいや、神経の抑揚や、あるいは、身体内部の抑えがたい立ち居と振る舞いの行動となって、現実の世界に現れ出てきているのである また、そうして私たちに、自分自身というものの、自分でも抑えがたい本性といったものを思い知らせてくるのである。そしてこれが、やはり自分自身であるとしか言いようがないのである。 それ以外のところに、自分というのを見い出し得ないのである。人間が自分を知る場面といったものが、ここ以外にないと思えてくるのである。なぜなら、自分にとっての現実とは、まさにここにしかないからである。 |
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2019-0207-0214