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15、デッチ上げ。


他の言い方をすれば、そのようにしか見えてはならないということである。それ以外の見え方に気づいたとしても、それを言ってはならいということである。気づいてもならないし、見てもいないと自分に言い聞かせ、また、そう思い込まねばならないのである。

このようにして始めて、世の中の人間関係とその秩序というのが維持され、保障され、継続して行くことが出来るのである。それは見えているのに、見てはならないものなのである。だからデッチ上げられる。白でも黒で通すし、そうしていつしかそれが正義で真実の常識になっているのである。

そうやって自分にとっての現実というのが、そうであるはずだし、そうでなければならず、そして自分自身というのが、それしか出来ないように出来てしまっているのである。それ以外の生き方というのが、もはやできなくなってしまっているのである。

戻る。                続く。

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