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だからまた、何もないのに、何かがなくてはならず、似ているもの、それに近いもの、あるいは様々なイメージや、あるいはまた、見える現実の様々な個々別々のカタチの中から、それらを自分の都合に合わせて繋ぎ合せ、関連づけ、順序づけて見ているのである。 たしかにこれは、誤認と誤解、そして錯覚と迷走の世界である。しかしまた、見える現実世界の印象から、それを求めざるを得ない以上、それは仕方のないことなのである。そうならざるを得ないのである。 だからまた、現実にないものまでも現実にあるもののように思えても来るのである。しかし、それはまた、そう思い込むということ自体が、自分にとってはどうしても必要なことなのである。なぜなら、それなしに、思考も意識そのものも成り立たないからである。 |
戻る。 続く。
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