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そして外人とは、何か自分たちとは別の者として、一切かかわりのないようにしている。もちろん表面上は、むしろ非常に親切で優しい。しかし自治会や行事などの自分たちに係ることに関しては一切立ち入らせない。よそ者を自分たちの世界に決して入れることはない。 話合いの談合にも決して入れない。表面上容認するかのような態度をしても、決して入れない。絶対にない。「自分たち」という世界に決して入れない。これは、凝り固まって信念と化した、自分たちの暗黙の了解事項なのである。 何か文書や取り決めがある訳でもないのであるが、まるで先祖代々受け継がれてきたシキタリか何かのように、だれもかも決まってそうした態度に出る。まるでそれしかないように。これは意識や思考以前の、習慣として受け継がれてきた無意識の「自分たち」という世界なのである。 |
戻る。 続く。
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z2019-0207-0214