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1、体裁。


体裁は外面的で、見える表面の形式だけである。人間の側からすると、すでに知られている何かしらの形式を通してしか知り得ないのである。だからまた、見せる側の人間もまた、見える形式的な体裁を非常に気にするのである。

しかし表面的な形式、または記号だけだとしても、それの実際の動きと、その動き方によって内面が見えてくる。目的や理由、原理といったものを推測し、分類し、想定し、特定して行くことが出来るのである。原理とは変化のことであり、時間的な変化の規則や秩序のことなのである。

しかしまた、その規則や秩序自体が、それを見ている者の都合や背景に依存している。言い換えると、それを見る者が必要とするもの、求めるものを見ているのである。また、それしか見えないし、見ようともしないし、また、それ以外のことが見えないように出来ているのである。

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2019-0214-0221