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2、歴史の意識。


見えるということ自体が、自分の中にある何らかの目的や、その必然性に基づいている。原理とは、このことを言っている。そしてこの原理が歴史を説明できるものにしている。ということはまた、歴史という考え方自体が、このような自分自身に対する自覚や意識なしに発生しないことを意味している。

歴史という考え方自体が成り立たないということである。歴史が意識されず、自覚もさないということである。言い換えると、歴史は、このような自意識の自覚を前提にしているのである。自分はだれで、どこにいて、どこへ行こうとしているのか、などといった自分自身に対する自覚と意識のことなのである。

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2019-0214-0221