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1、デリケート。


眼は、言わば人体の開口部である。もちろん、肛門、鼻、クチ、耳なども開口部であるが、外部との間に薄い境界面を、自身の肉体内部に持っている。そしてこの内部の、例えば気道、食道、胃腸などの肉体内部の境界面は極めてデリケートであり、分厚い粘膜によって守られている。

しかし、目の場合、これが直接に肉体の外部にさらされている。だからまた、よりデリケートにならざるを得ないのである。目という、最も主要な感覚器官であるという性質上、さらによりデリケートで、繊細かつ壊れやすいものとならざるを得ないのである。

神経というのが直接、外部にさらされているような状態である。従ってまた、例えば感情が激した場合などに、顔が赤く上気すると共に、眼が大きく見開かれる。そして眼球が外に向かって押し出され飛び出そうになる。また、白目に赤く毛細血管が走って、血走った形相になる。

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2019-0214-0221