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これは、肉体頭部の内部事情が、そのまま反映されたのである。激した感情が身体頭部に血液を充満し滞留させて、それが最も弱い眼球の裏側を圧迫しているのである。デリケートで繊細というのは、要するに最もストレスに敏感な場所なのである。 心臓の心拍の不規則な爆発的な興奮と共に、動脈流の圧力が増し、そして静脈流の毛細血管に血液が滞留する。これが顔面を赤く上気させているのである。また、そうした行き場のない血流が滞留すると共に、その圧力が眼球を外へ押し出しているのである。 そしてこの眼球を留めるものとしては、表面の薄いマブタの筋肉だけなのである。上下のマブタがきつく緊縮し閉じられる。外へ押し出そうとする血流の圧迫から眼球を保護すると共に、眼球自体を支えて固定しようとしているのである。 |