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自分の中にある、自分でもどうにもならない、自分自身の性向や主体性というのを、嫌でも思い知らされるのである。自分の中に、他人とは違うものを見てしまうのである。そしてそれ以前に、自分が他人とは異質な存在であることを意識するのである。そうした自分というのを見てしまうのである。 しかし、そしてまた、このような反発、反感、あるいは共感、共有といった感情自体が、自分自身の主体性や自律性の表明であって、それなくして、自分と他人の区別などなく、そしてまた、これが自分が自分であることの証明であり、表明になっているのである。 |