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2、上下の関係。


そして、これは女男の関係だけでなく、あらゆる組織と社会関係に見られることである。たとえば、政府と国民、教師と生徒、企業と社員との間で普通に見られることである。そして、たいていの場合、このような事態を招いたのは、「上の者」の無策が原因なのであって、要するに無能なのであって、これは仕方のないことなのである。

仕方がないというのは、世の中が「上下の関係」で成り立っているからである。人民大衆というのは、自分で自分を生きようとせずに、または、生きることが出来ずに、他人にすがって生きようとするからである。

従ってまた、そうである限り、このような支配と被支配、搾取と被搾取の関係はなくならず、付いてまわるということなのである。これは実に致し方のない、避けられないことなのである。

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2019-0221-0307