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そしてまた、そうした表情や仕草といったものが、それ自体で特別な意味を持つに至っている。すなわち、何らかの意思表示のための目印しやサインとして。そして、何かしらの行動へと誘(いざな)い、導き、明示する印象やイメージとして作用している。 気づかないまま、それへと向かい、突き進んで行くところの象徴や暗示、スイッチとして機能しているのである。 しかしまた実は、このような暗示や象徴、無意識の印象といったものは、自分自身のすがたカタチや、その動作や行動においてだけでなく、自分と現実世界の間にも見ることが出来る。風景や人間同士の間の関係においてそうなのである。たとえば風景の中に、そうした感情や印象を受けることがあるのである。 |