index< 日誌 < aa暗示< 23b-78「レールの上」p3 |
見える外の世界の風景や、自然環境についてもそうであるし、社会という人間関係についてもそうなのである。そうした印象がどこかで繋がっている。しかし、それが果たして何なのかハッキリわからないし、自分でも知りようがないのである。 しかしながら、自分の中にある感情の動きとして、情緒の律動や、その移り替わりの変化として、何かを意識し感じ取っているのである。それはむしろ直観的で、無意識の衝動的、本能的なものなのである。 そしてそうしたことが、自分でも気づかないままで自分を動かし、自分をあらかじめ定められた方向へと向かわせ、方向づけ、指し示すのである。 自分でも意識することのないまま、気づかず知らぬまま、そうした無意識の世界で自分を律し、そしてそれに従っていきている。まるで、定められたレールの上を、気づかないまま歩いて行くようにである。 |