index< 日誌 < aa暗示< 23b-79 「続、レールの上」p3 |
無意識の世界が、暗示と導きの糸のようなものであると言っても、それでも、その元をたどって行けば、ただたんに何の脈絡も意味もない、ただの偶然の連なりと、そしてそれが堆積されて出来た、ガラクタのカケラの山に過ぎないのである。それ自体に何の意味もなく、意味の持ちようもない、そうした世界なのである。 暗示や象徴といったところで、要するに錯綜し、混乱し、困惑した感覚の、偶然の連鎖の重なりに過ぎないのである。そうした果てしのない無限の錯覚と、そしてそれがもたらすサインと連想といったものの果てしのない連なりに過ぎないのである。 |