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2、行為。


しかしまた、そうした偶然の錯覚といったものの、それがもたらす印象や暗示といったものが、私たち人間の無意識の世界を支配していて、そしてそれが、私たちの意識と思考の下地になっているのである。

そしてまた、そうした意味でも、そうした無意識の世界が、私たちの意識と行動、そして歴史といったものを支配してきたのである。そして無意識とは、自分でも気づくことのない象徴と印象の世界なのである。

そしてまた、それがいったい何のことで、自分にいったい何の意味があるのか自分でも分からず、ただ習慣と馴(な)れによって動いているだけの世界なのである。しかしまた、だからこそ、それを知ろうともするし、求めて止まないものなのである。

戻る。               続く。

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2019-0221-0307