index< 日誌 av表情< 23b-81「への字」のクチビル。

続、泣きの表情(への字)。


       

上クチビルの中央部が上に引き上げられ、上下のクチビルの両端(はじ)が外と下方向に引っ張られることがある。大きく泣いたりするときがそうで、これに吊られて下クチビルの中央部も上方向に押し上げられ、少し前に出てきて「とがりクチ」になる。

これは泣き叫ぶときに、クチを大きく開こうとする動きと、それを制止しようとする下クチビルの動きとの合作である。泣こうとするのでクチを大きく開いて息を吐かねばならず、それを止めて閉じようとするのが下クチビルの動きで、上クチビルが開く役割で、下クチビルがそれを閉じようとする役割である。

鼻翼上唇挙筋、固有上唇挙筋、及び頬筋などが「上唇」を上げ、その結果、上唇を上げると同時に、それに連なる頬と眼の周りの筋肉をシワめる。よって、しかめた顔になる。クチビルの中央部がムリヤリ引き上げられ、その両端が下と外方向に引っ張られる。これに吊られて深い鼻唇溝が出来る。

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2019-0221-0307