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肉体内部をバランスし、制御・管理支配している信号や刺激。言い換えると、生理や神経の組織といったところで、人間の肉体自体が、限りある存在である以上、限定され、定形化されざるを得ない。形式化しパターン化されてしまう。 人間の身体のカタチと、その仕組みといったものが限りあるものである以上、その動きも、反応の仕方も、感じ方も制約され、方向づけられ、限定されざるを得ないのである。また、そうして始めて自己と他者が区別されてくるのである。 自己と他者の間に境界線が出来上がるのである。内と外、内部と外部との間に区別とその境界線が形成されるのである。そしてこの区別があって始めて、自己と他者、あるいはまた、物と物との間の、それら同士のあいだの違いといったものが見えてくるのである。 |