index< 日誌 ax背景< 23b-86設定「境界」p2

2、自律。


また、それ以前に、このような内部と外部を区切る境界面があって始めて、それら固有の個性や、特有の他に無い自律した独自性、特殊性といったものが形成されるのである。

もしも、それら個体の中に、このような特有の特殊性といったものが無いとすれば、それら同士のあいだに区別も境界もなく、内と外の区別も無くなってしまうからである。境界とは、このような個性を示唆しているのである。

だから、区別と違いがあるということ自体が、すでに個性や、固有の特殊性や、自律した必然性の存在をあらかじめ示唆しているのである。それらが内部にあるということが、それらの成立条件として指し示されているのである。私たちが日常で言うところの、「違う」とか、「異なる」とは、このことを意味しているのである。

戻る。               履歴へ

index< 日誌  ax背景< 23b-86設定「境界」p2
2019-0307-0313