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そして実は、この無限の世界というのは、人間にとっての外の世界だけではなく、人間にとっての内的世界、すなわち精神の世界についてもそのまま言えることなのである。このような無限で限りない精神の世界を、人間は自分の肉体と言葉でもって表現しようとしているのである。また、これでもって表現せざるを得ないのである。 そしてまた、そうした意味でも、精神の世界といったものも、形式化・パターン化されざるを得ないのである。これは、言い換えると、抽象化してカテゴリー化しているのである。このようにして形式化・信号化されて始めて、それが自分にも他人にもわかるのである。 また、それ以前に自分の身体内部で、それが信号化された刺激を通して、様々な機能や、動作や表情、感じ方や考え方として表現されているのである。そしてまた、これをもって、それが自分のことのように思えてくるのである。ウソ偽りのない真実の自分のように感じられているのである。 |