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しかし人間が、このような限定された自意識と感覚でもって、いったいどのように現実を見ているのだろうか? あるいは、見えてくるのだろうか。 人間は現実の世界というのを、自分の肉体を通して見ているのである。そしてこの肉体というものに限界がある以上、その見え方・感じ方もまた、制限されざるを得ない。 ひとことで言って、感じ方というのが定形化されているのである。そうして始めて無限の世界というのが、人間という有限の存在にも見えてくるし、理解もされてくるのである。無限の世界を有限な感覚の世界に変換して見ているのである。このようにして外の世界を感じ、そしてそれを基にして思考しているのである。 |