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2、忘れられる。


このような迷信の、偶然と錯覚の繰り返しの世界が取捨選択され、そして、そうしたことの果てしのない無限の繰り返しが、たしかなもの、壊れにくいものだけを、結果として残してきたのである。

不要なもの、不確かなものを無視しながら、あるいは忘れ、失われ、消えていったのである。使わないもの、不要なもの、関心のないものは忘れられていったのである。

しかし、そしてまた、このような自己の自律性が、現実世界での無限の繰り返しを可能にしたのである。そして、これが自分なのである。

戻る。               続く。

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2019-0307-0313