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7、観念化。


そして、このことが自己と他者、あるいは自分と外の世界を区別し識別する境界となり、そして世界というのが、自分とは別の世界として意識されたのである。そして、自分で自分を意識したのである。

そしてこの抽象化された記号の世界が、それ自体で、意識と思考の世界を作り出しているのである。抽象化された意識の世界が、それ自体で観念の世界を作り出したのである。現実の世界が、自分の中で観念化されたのである。

しかしそれは、根拠のない錯覚の幻想の世界なのであって、そしてまた、この錯覚の無限の積み重ねが、そうした中からそれ自身の意味と理由といったものを、作り出したのである。

戻る。               続く。

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2019-0307-0313