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3、観念化。


それぞれが個々別々でバラバラというのは、何もかもがそれぞれの都合だけで動いているということである。しかしこれが一つの全体としての、環境全体のシステムから見ると、どうしてそれが秩序を持つバランスされた世界として見えてくるのだろうか? 

しかし、このようなバランスなしには、それが秩序ある世界だとは見なされず、従ってまた、それは理解されることのない世界なのである。理解しようもなく、理解が不可能な世界なのである。しかしまた、そうしたことが、どこかでバランスされた秩序と自律性を持つ世界と言えるのである。

また、もしもそうでないとするならば、それは人間とのかかわりのない世界なのである。人間が生きていて、それがどこかでかかわっているというのは、それが人間にとって、何かしらの秩序とバランスを持つ世界だからなのである。

これは、人間にとって良い意味でもそうであるし、また、悪い破壊的な意味でもそうなのである。そしてこれがバランスなのであり、人間にとっての現実の、観念化された世界なのである。

戻る。               続く。

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2019-0307-0313