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あるいは、たとえ無害であっても、少なくとも無視され忘れられる。しかし利害が絡むときは最も不利な立場に押しやられる。出来れば現実の世界の届かない場所に追放されか破壊される。 そうならないためには、自分から進んで自らを最も従属的で卑しい立場に貶めて、そうして自分の立場を認めてもらわねばならない。実力、つまりカネと軍隊のない民族は、そうやって許しを請う以外に生きて行く方法がないのである。 そして、もしもそれができないか、または、それを良しとしないのであれば、この世界で生きて行く余地はないのである。自分たちの主権を持たない限り、またそれを、実力で認めさせない限り、それ以外の選択肢がないのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0307-0313