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| いずれにしても、生きて行けないように仕向けられ、外へ押しやられる。そうして、いつしか忘れられ、失われ、現実の世界から消えて行く以外にないのである。少なくとも、どこかの秘境の世界で人知れず、だれからも相手にされないように孤立して生きて行く以外にないのである。 これは、その民族の気質や気性にもそのまま現れている。その民族・国民の存続のための地政学的条件がそれを強要するのである。たとえば戦前と戦後の日本人の気性と性格が180度変わってしまったのもそうである。 あるいは隣の朝鮮半島でも、13世紀の蒙古の侵略以前と以降とでは、その気性が全く異なったものになっている。有史以来の好戦性がなくなり、まったく自ら進んでドレイと化したのである。現実に生きてゆくためには、それ以外の選択肢が無かったのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0307-0313