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始まりは、たいてい驚きと当惑から始まるが、ここから恐れや慄(おのの)き、悲しみ、喜びや憎しみ、怒りなどといった感情へと移って行く。 もちろん、当惑したままでそれが持続することもあるが、たいていは、その原因や理由を確かめて、それに対処するための次の動作への心理的・生理的準備を無意識に、本能的にしている。あるいは、それが面倒ならば、その場から逃げて二度と近づかないようにしてる。 しかし、これとは別に次のような場合もある。驚きから感情へと変化した後、この感情が誤解や誤認に過ぎなかったと判明した場合である。たとえば、驚きから恐れに変化した直後、それが誤解であると気づいて、それを解除する場合である。この場合は、安堵と解放感から嬉しさが込み上げてくる。 |