index< 日誌 av表情< 23b-91 「表情の意味」p9

2、理由がない。


神経と筋肉組織、生理作用といった肉体内部の緊張と集中から、それが一気に解放されて拡散放出される。行き先のないまま飽和先を求めて解放される。緊張したままのエネルギーは、極度の集中から一気に身体全体に広がる。

これが、行くあてもなく、目的もハッキリしない、一見無意味に見える、不可思議で訳のわからない仕草や表情となって現れるのである。そしてこれが、安堵と安心、楽しさ嬉しさのポーズである。つまり、これは恐怖と困惑と戸惑いから解放された瞬間の表情なのである。

腕と脚、そして身体全体を訳もなく軽やかに動かしたり、上下左右に振って見せたり、目的も理由もなく身体が勝手に動きだす。まるでダンスや何かの踊りのように。

戻る。             続く。

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2019-0307-0313