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4、観念の世界。


このような、自分とのかかわりの中では、自分の都合が求めるものしか見えないのである。そして、これ以外の現実が見えて来ないのである。それは現実の刺激が重なって出来た、現実とは別の観念の世界での出来事なのである。だからまた、このような観念を通してしか自分には意識されないのである。

だから、どうしても主観的な思い過ごしと思い込み、誤解と誤認、偏執的な錯覚でしかないのである。そして、これが人間にとっての意識であり、また、無意識の観念の世界であり、そしてまた、私たちにとっての日常の常識の世界なのである。

戻る。             続く。

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2019-0313-0317