index< 日誌 g自己分裂< 23b-95「続、時代の信仰」p7

4、替わるモデル。


しかし、これは仕方のないことである。自分の思考のパターン、そして人生の喜びや楽しみというのが、もはや現実の世界で通用しなくなっている。自分にとっての現実というのが、あまりにも大きく変わってしまったのだ。

その思考のパターンも、感覚も、そして何よりも時代が求める自意識というのが根本的に変わってしまったのである。そうして精神の拠りどころを喪失したのである。

これは、時代とその現実が求める人間のモデルが変わったということであって、そしてこれを中心にして再度、カースト秩序が組み立てられる。従って、これに属さない者、不適格な者、不具合な者は排除もしくは周辺のどうでもい立場へと押しやられる。出来れば、居なくなれば良いような扱いを受けることになる。

戻る。             続く。

index< 日誌  g自己分裂< 23b-95「続、時代の信仰」p7
2019-0313-0317