index< 日誌 < g自己分裂< 23b-95「続、時代の信仰」p7 |
だからまた、それから逃れるということが出来ないのである。そうした自分から離れて生きて行くことが出来ないように、出来ているのである。それ以外の生き方も、自意識も、立場も、もはや本人には残されていないのである。 もはや選択の余地などなく、そうして生きて行くしかないのである。それは、本人が現役の時代以前から、すでに約束されていた結末なのである。それは、結果的に本人が望み願ったことなのである。 それは、本人自身が持つ幼いころからの個性の自律性が、このような方向へと本人自身を導いてきたのである。 |