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1、現実の存在。


それぞれの必要が、自分たちのすがたカタチを作るというのは誤解である。それは環境という客観的条件と、そのバランスが、それぞれの現実のすがたを定めているのである。それぞれが必要とし、求めるものを現実に実現可能なすがたに変えて行くのである。

それは環境という名のレールの上であって、何ごともこのレールの上でしかない得ないのである。これが現実という世界である以上、それは仕方のないことなのである。そして、このレールから外(はず)れたところは、それはもはや現実から逸脱した世界なのである。そして人間は、この現実を離れたところでは存在し得ないのである。

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2019-0317-0327