index< 日誌 c信じるもの、 z自意識 <  23c-03「日常」p2

2、信じるもの。


つまり、無意識の内に、そうした自分自身の身体内部の変化でもって、自分を意識し、自覚し、確かめ、認め、そうして理由づけして行動しているのである。これが馴れと習慣の世界なのである。

そしてこれが、私たちの自意識の根底にあるのである。そしてこれが自分にとってのに感情であり、本来あるべき自分の姿のように思えてくるのである。それは自分たちの日常の世界なのである。そうした意味で、やはりどこか偶然でもあり、そしてまた錯覚であると言えるのである。

しかしまたその上に、これを元にして習慣や生活の様式、そしてまた、自分たちが信じる信仰や、政治体制や法律といったものが作られてきたのである。そしてまた、これに基づいて「自分たち」の常識や正義といったものが成り立っているのである。

戻る。             履歴へ

index< 日誌 < c信じるもの、 z自意識 <  23c-03「日常」p2
2019-0317-0327