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3、パターン化。


このような、頭の中での際限のない錯覚の連鎖が、思考という考え方のパターンを作り出したのである。それは、連鎖する偶然の型式なのである。思考が形式化されたのである。日常という馴れと習慣の世界が、それを求めたのである。

それは当初、頭の中に残された何かの、印象やサインや目印しの偶然の羅列に過ぎなかったのである。しかし、それが際限なく繰り返されることによって、不要なものや使わないものは忘れられ、失われ、そして最後に必要なものだけが残っているのである。

しかも、それがもっとも覚えやすい、目印しやサインとしてだけ残っているのである。なにかしらの印象の世界がそうである。

必要な印象と、その考え方の連鎖だけが形式化されたパターンとして残っているのである。印象や象徴自体ではなくて、それらが連鎖して組み合わされる形式として残っているのである。そして、これが思考なのである。

戻る。             続く。

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2019-0317-0327