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ここでいうところの「方向性」とは、当事者本人内部の指向性、指向する特殊性とでもいったもので、本人の肉体内部において、それを求め必要とし、そしてそれへと向かう必然的な原理とでもいったものである。 もともと、そのようにしか成れないという意味でそうなのである。そして、つまり、それ以外の者になれないというのが、本人の自律性なのであって、自己と他者を区別する必然的な原理となっているのである。そしてこれが自己の内部で、自分が自分であることの「しるし」になっているのである。 |