index< 日誌 s設定 <  23c-12「規定されている」p3

1、忘れられた身体部分。


自分の中に、自分の意志ではどうにもならない筋肉(胃腸や心臓の不随筋)があるということ。また、意志で働く運動筋肉(随意筋)も限界と制約があるということである(例えば耳の筋肉)。

特にそれが実際に見える、顔表面の筋肉(表情筋)がそうである。それらが互いに連鎖・連携しながら、一つの動作を共にこなしてゆくのである。

しかし現実に、実際に使われない筋肉があるということ自体が、それは同時にまた、それが過去のどこかの時代に使われていて、それが何らかの機能と役割を担っていたことを証明しているのである。

そして、そうした過去の歴史的な機能や役割といったものが、現在では使われていなくても、それが身体の動きや目的といったものを制約し、方向づけ規定しているとういことである。

履歴へ             続く。

index< 日誌 < s設定 <  23c-12「規定されている」p3
2019-0317-0327