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そして、どんな素晴らしい真実も、始めは何らかの錯覚と仮想を基にしていて、そこから始まっているのである。そしてこれが自然選択によって取るか捨てられるかして、そうして長い歴史の中で検証されて出来上がったのが、現在の私たちにとっての事実であり、真実のことと信じられているのである。 始まりは、錯覚や空想と仮説に過ぎなかったものが、果てしのない歳月の経過の中で検証されて、真実として認められたのである。当然、その過程の中で限りなく多くの錯覚や仮説が捨てられ、忘れられ、失われてきているのである。 真実または事実というのは、そうした歴史の結果を示しているのである。だからまた、そうした意味で誤解と錯覚を含まない、感覚の感じ方というのは本来、存在しないのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0317-0327