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6、混乱。


このようにして、それが錯覚だったからこそ、思考となり得たののであり、そしてこれが偶然だったからこそ、主観となり得たのである。そして主観とは、外の世界と区別される、自分の中の世界なのである。

それが主観だからこそ客観たり得ず、また反対に、それが自分にとっての現実であり得たのである。そしてこうした無数の主観が寄り集まって客観的現実を作り出しているのである。だからその始まりは、あくまでも主観でなければならず、また、偶然の錯覚でなければならなかったのである。

戻る。             続く。

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2019-0317-0327