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それは現実にないものなのである。現実とは別のものなのである。意識自体は、現実とは切り離された存在なのである。しかしまた、だからこそ現実というのが意識もされるし、見えてもくるし、知られてもくるのである。 従ってまた、意識は、現実の出来事といったものに乗り移り、取り憑くしかないのであって、そうして「なりすます」以外に、自己の表明のしようがないのである。従ってまた、だからこそ、偶然と錯覚と思い過ごしだけが支配する世界なのである。無意識の連想がもたらす、偶然と錯覚の世界でしかないのである。しかしまた、だからこそ、これが現実であると言えるのである。 |
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2019-0327-0329