index< 日誌 s設定 <  23c-18幻想の世界5 「反射する生理」p6

3、勘違い。


何らかの身体の動きに伴って、身体各部分の器官が一時的に様々に迎合し、連鎖し、関連づけられる。関係のないものまで影響を及ぼす。あるいはまた、そうした本来的な連鎖の繋がりといったものが、どこかで切断されることもある。

そうした本来の繋がりや順序の中で、どれか一つでも偶然に外から刺激が加わると、反射的に、すべてが連鎖してしまうのである。そして、この関係のない刺激による連鎖全体が、もともとあったシステムへのスイッチと勘違いされてしまうのである。つまり、錯覚して思い込んでしまうのである。

しかしまた、これはこれで仕方のないことなのである。ワケの分からない刺激といっても、それが自分にとっての刺激である以上、自分にとっての意味というのがどうしても必要なのである。

戻る。             続く。

index< 日誌 < s設定 <  23c-18幻想の世界5 「反射する生理」p6
2019-0327-0329